応援してもらえるとうれしいです

応援してもらえるとうれしいです 【2015年2月号】

弁護士 杉  浦  宇  子



 今回も、私のライフワーク児童虐待防止活動の話です。
 以前、私は、愛知県弁護士会子どもの権利委員会、キャプナ弁護団、NPO法人子どもセンター「パオ」と3つの団体に所属しているというお話をしました。

 子どもの権利委員会は、弁護士会にある沢山の委員会の一つで、純粋なプロボノ活動です。
 子どもの権利に関わる問題(学校問題、少年事件、児童福祉、等)について調査・研究・広報・相談等各種活動を行っています。

 キャプナ弁護団は、児童虐待防止活動をする弁護士有志の集まりです。虐待の発見・保護・保護後の支援など虐待防止のあらゆる場面に、弁護士として他機関と連携して関わっています。

 NPO法人子どもセンター「パオ」(以下、パオといいます)は、虐待等の理由で家に帰れない子どもの自立を支援しています。

 3つの団体の活動は、それぞれ繋がり重なりあったりしていますが、実際に子どもの「居場所」をつくっているという点で、パオの活動は、前2者の活動とは毛色が違います。
 虐待等で保護され家に帰れない子どもの多くは、里親や児童養護施設等でケアされ生活することになりますが、家で生活できない15歳を過ぎた子どもが安心できる生活の場を得て自立の支援を受けられるような社会の制度は、まだまだ十分ではありません。
そこで、虐待を受けた子どもの支援のために、今の社会制度で最も不足していて最も必要なところを自分たちの手でつくろうと、パオを立ち上げました。

 現在、パオは、自立援助ホーム「ぴあかもみーる」を運営しています。また、近くシェルター運営を再開する予定です。
 子どもたちは、家庭的な雰囲気の家で生活しています。食事等の生活はスタッフが世話をします。子どもたちは、家事に参加したり、アルバイトをしたり、それぞれの課題に取り組みながら自立を目指します。

 子どもたちの生活費、スタッフの給料、ボランティアさんの交通費その他、パオの活動のために必要な費用は、行政からの措置費の他に、賛助会員の皆様の会費や、各種助成金・寄付等で賄われています。子どもたちに少しでも適切で手厚いケアをするため、できるだけで構わないので、多くの方に応援していただけると有り難いです。

 パオは、色んな寄付企画に参加していますが、気軽に応援していただけるものを2つ紹介します。
 ①Amazonで買い物する際に、パオのホームページにあるAmazonのバナーから入ってもらうと、購入代金の何パーセントかが、パオに寄付されます。
 ②パオのニュースレターに広告(名刺サイズで2万円)を掲載していただけると、その広告代がニュースレターの印刷・郵送代に充てられます。

ご協力いただける方はご連絡下さい。
ご支援よろしくお願いします!!
http://www.pao.or.jp/