離婚

2024年07月24日

「親権」についての法律、どう変わる?~離婚後共同親権制度~【2024年7月号】弁護士杉浦宇子

  1 はじめに 「親権」に関する民法の規定の改正案を含む法案が、今年5月の国会で可決成立しました。  この法案の中で大きな争点となっていたのは、「離婚後共同親権制度の導入」如何でした。法案に反対する側からは、『DVや虐待がある場合、被害者支援や被害防止の制度が無いまま離婚後共同親権制度が導入されたら、離婚後... 続きはこちら≫

2023年08月25日

離婚に伴う財産分与の対象~特有財産について~【2023年8月号】弁護士杉浦宇子

  1 はじめに  「離婚に伴う財産分与」は、婚姻中に夫婦が協働してつくった財産を、婚姻関係を解消するにあたって、夫婦で分けて清算するものです。  このとき、財産分与の対象となる財産のことを「実質的夫婦共有財産」と言ったりします。婚姻中につくった財産は、形式的に夫婦どちらか一方の名義になっていても、他方の有形... 続きはこちら≫

2023年01月25日

離婚に伴う財産給付 ~財産分与~【2023年1月号】弁護士杉浦宇子

  1 はじめに  夫婦が離婚する場合に解決が必要な「離婚に伴う財産給付」の問題として、よく①財産分与②慰謝料③養育費の3つがあげられます。(とはいえ、これら3点も離婚の際に必ず問題となるわけではありませんが。)  この中から、今回は財産分与について概説しようと思います。   2 基本的考え方  財... 続きはこちら≫

2019年11月25日

離婚慰謝料は不貞相手に請求できない?~最近の判例から~【2019年11月号】弁護士安田剛

   離婚による慰謝料を、離婚した元妻の過去の不貞相手に請求した裁判で、平成31年2月19日、最高裁判所は、「特段の事情がない限り」不貞相手に対して、離婚による慰謝料は請求できないという初めての判断を示しました。  事案の内容は、以下の通りです。①Xと妻Aは、平成6年3月に結婚し、2人の子供ができましたが、平... 続きはこちら≫

2019年09月25日

離婚に関するよくある誤解(弁護士池田篤紀)

離婚に関するよくある誤解【2019年9月号】(弁護士池田篤紀)    当事務所においては、結婚生活や離婚 に関する法律相談もいただくことがあります。離婚は結婚の3倍は大変と言われ ますが、個人的にはもっと大変だと思います。個人的な感想ですが、結婚するときの5倍、結婚生活の2倍は大変なので はないかと思います。... 続きはこちら≫

2016年02月25日

離婚後の子どもの養育費について

離婚後の子どもの養育費について 【2016年2月号】 弁護士  安   田        剛 今回は、離婚後の子どもの養育費をきちんと支払ってもらうにはどうすればよいか、を考えたいと思います。 1.養育費とは? 離婚をした夫婦に子どもがいる場合、通常は離婚後離れて暮らす夫婦の一方が子どもを養育し、もう一方は子どもと別れ... 続きはこちら≫

2009年11月12日

離婚の慰謝料

離婚の慰謝料 【2009年9月号】                                        弁護士  杉  浦  宇  子 離婚の相談の際に、よく「慰謝料の相場」を聞かれます。また「先に離婚を求めた方が不利ですか?」という質問も何度か受けました。 離婚に関しては、多くの情報が飛び交っていますが、話... 続きはこちら≫

2009年04月02日

離婚の財産分与について

離婚の財産分与について 【2009年3月号】                                               弁護士 杉  浦  宇  子  離婚に伴う財産給付には、一般的に、財産分与、慰謝料、養育費、の3つがあります。その中でも財産分与に関する相談は比較的多いと感じています。 財... 続きはこちら≫

2008年12月03日

面接交渉は子どもの権利

面接交渉は子どもの権利 【2008年9月号】                                                    弁護士  杉  浦  宇  子  離婚に伴って浮上してくる子どもに関する問題の中で、「面接交渉」は、もっとも解決の難しい問題ではないかと思います。当事者が面接交渉... 続きはこちら≫

2008年02月13日

離婚時の年金分割について

 離婚時の年金分割について【2006年7月号】 弁護士 安  田   剛   離婚時の年金分割の制度が、来年の4月1日から導入されます。これは、夫が民間サラリーマンや公務員の場合、婚姻期間中に相当する年金の2分の1を上限として、合意によって妻に分割することができるというものです。   一般的には女性に有利な制度であり、... 続きはこちら≫