契約書作成

このようなことでお困りではないでしょうか?

 

1)取引先から、突然、「それでは契約書を作りたいので、御社の方でたたき台を作って下さい」と言われたが、どうして良いか分からない。
2)取引先が「当社はいつもこのフォーマットで契約していただいていますので、これに印鑑を押してください」と契約書の文案を渡されたが、このまま印鑑を押して良いのか分からない。


 昔は「口約束」や「信頼関係」だけの取引が多かった日本の社会も、最近は「コンプライアンス」(法令遵守)が強調され、特に大手の会社の取引をしておられる方は「契約書は作りましょう」と申し出られることが増えてきました。しかし、いざ契約書を作るとなると、どのようなものを作った良いか、分からないことが多いのではないでしょうか。
 当事務所では、このような契約書作成やチェックのサービスを得意分野の一つとしています。

解決までの流れ


 手続は、最初の契約書の文案(ファースト・プロポーザル)をどちらが作るかによって変わってきます。一般的には、こちらでファースト・プロポーザルを作成した方が、様々な要求を盛り込めるため、有利だと言われています。

【当方で契約書の文案を作成できる場合】
1.ご相談
 御社側で希望しておられる取引の内容・決めておかなければならない事柄や注意しなければならない事項についてについて、御相談させていただき、面談・電話・メールなどで文案を確定してゆき、最終的な文案をお送りいたします(メールで電子データの形でお送りすることも可能です)。
2.文案の提示と交渉支援
 相手方に文案を提示すると、相手方から意見が返ってきます。御社にとって、どの条項は譲歩しても問題が少ないのか、どの条項はどうしても守らなければならないのか、相手方と当方の間で折衷案的な条項はないのか・・・、と言ったことについて、タイムリーに適切なアドバイスをさせていただきます。
3.契約書の正式な作成
 このような経過を経て、最終的な契約書の作成(クロージング)に至ることができ、取引が正式にスタートすることになります。

【相手が契約書の文案を作ってきているケース】
1.ご相談
 お取引先が既に契約書の文案を作ってきている場合には、ファックスやメールで御送付いただきます。その上で、お取引先との力関係やポジションによって、「どの程度までこちらの希望を言っても良いのか」が変わってきますので、この契約に関する御社の御希望を聞かせていただきます。  
2.文案のチェックと改訂案の作成
 その上で、当方にて相手方の文案をチェックさせていただき「ここは、このように変えた方が良い。」という点について改訂した改定案を作成させていただきます(メールで電子データの形でお送りすることも可能です)。
3.契約書の正式な作成
 何度かやりとりをする間も、継続的に御相談に乗らせていただき、最終的な契約書の作成(クロージング)に至ることができ、取引が正式にスタートすることになります。
4.取引先の力が強すぎる場合には?
 「相手の方が力が強すぎて、契約書の文書の変更を求めることはできない」という場合もあると思います。その場合でも、「この契約書にはこういう条項が入っているので、特にここを気をつけて取引していかなければいけないというチェックポイント」や「次回改訂のチャンスがあれば、ここを改訂してもらうべきというポイント」を当事務所からアドバイスさせていただき、今後の取引のリスクを減らすことができます。また、独占禁止法上の問題点(優越的地位の濫用)などを指摘することによって、比較的円満に条項改変を求める方法もあります。近時は、大きな企業ほどコンプライアンス(法令遵守)が叫ばれていますから、余りに相手方に有利で独占禁止法違反の契約書を作成することもコンプライアンス上問題となる余地があることを指摘して当方に有利な条項を勝ち取る方法もあります。「相手が強くて意見を言えないから」と簡単にあきらめずに、お気軽にご相談下さい。

※なお、このサービスは、基本的には顧問契約を締結していただいているお客様に提供させていただいています。顧問契約については、「顧問弁護士」のページをご覧下さい。